ARMS株式会社
齋藤 美智子 様
御社の事業内容についてお聞かせください。
ARMS では、「外国人技能実習生」「外国人留学生」「社会人」向けに教育を行っています。「外国人技能実習生」と「外国人留学生」には日本語教育を、「社会人」には一般的な研修を行っています。
社会人向けの研修は、具体的にどんな内容なのでしょうか。
メインは、新入社員教育ですね。これは、ほとんどが日本人の皆さまです。2024年度は850人ほどの新入社員のかたが受講予定です。基本的なビジネスマナーのほか、業務で必要な実践的な内容も実施しています。
ARMSの新入社員研修は、各クラスに、講師の他、指導員の先生がつきます。そして、主体的に研修参加させるためのサポートをしたり、新社会人としてスムーズにスタートできるよう温かくも厳しい指導を行っています。
なるほど。単なる知識研修ではないわけですね。
そのとおりです。毎朝の挨拶運動から始まり、報告の仕方や、自分たちの身の回りの整理整頓など社会人としての心構えを身につけていただく内容になっていることが、特長の新入社員研修です。
新入社員研修以外では、どんな社会人向けの研修があるんですか?
年間を通して、リフトや玉掛けなどの資格取得のための研修も実施しています。
この研修は、日本人向けにはもちろん実施していますが、最近は各種言語(ベトナム語、インドネシア語、タイ語、ミャンマー語 等々)に対応した外国人向けの研修が増えています。
また、最近では、ドローンの研修も新たに加わりました。
そのほか、階層別研修なども実施しています。階層別研修についても、日本人向けの研修はもちろん、日本で仕事をしている外国人の皆さま向けのリーダー研修も実施しています。
研修の幅がどんどん拡がっていますね。では、そんな中で感じる課題って、何かおありですか?
そうですね。課題と言えば新入社員研修の拡大です。できれば、受講生数を1000人の大台に乗せていきたいと考えています。
そのためには、研修の質をもっと上げていく必要があります。
当社の研修は、講師によって研修品質にバラツキが無いように…ということを目指しています。そのために、オリジナルテキストや研修進行表なども用意しています。しかし、これらは作りっぱなしでOKというものではないので、毎年、ブラッシュアップしていかなければなりません。さらに、研修の質を決める最大のポイントは、講師陣の質だと思っています。ですから、講師の皆さまにもブラッシュアップを図っていただきたいと考えており、それをどう実現していくか…。
これらが、大きな課題だと考えています。
では、今後の計画や方向性などを教えていただけますか。
まずは、2025年に名古屋駅にビジネス専門学校を開校予定です。名古屋駅太閤口からスグの場所です。
ビジネス課 2年制の専門学校です。これが、今、準備している一番大きな事業といえます。
日本人の学生の皆さまはもちろん、外国人留学生に新たなステップの場所を提供できたらと考えています。
企業向けの研修では、日本で仕事をしている外国人向けのリーダー研修の充実と日本人向けの職業訓練の実施です。ARMSでは、日本人、外国人問わず、その人にあったキャリアパスを用意することが望ましいと考えています。そのためには、それぞれに合ったスキルアップ研修が必要であり、そういった内容の教育を充実させていきたいのです。
日本人と外国人との両軸を教育によって雇用に繋げ、それにより人材不足の解消の手助けをしたい。…これが、当社の代表の想いなんです。
素晴らしいですね。最後にマラニカへの期待をお聞かせください。
今後の計画の中でお話ししたとおり、名古屋駅に専門学校が開校予定ですし、日本語教育も留学生や実習生向けだけでなく、ターゲットを拡げていきたいと考えています。
そんな中で、日本語教育はもちろん、IT技術やビジネスマナーなど、さまざまな分野で一緒にお仕事できたらと考えています。ぜひ、よろしくお願いします。