時間を表すことばには、助詞「に」が付きます。
8時に起きました。
日曜日に勉強します。
明日、友だちと会います。
あら?明日の後は、「に」が付かないですね。
どんな時に「に」が付いて、どんな時に「に」が付かないのでしょうか?
実は、時を表すことば(名詞)の後ろにつく助詞には、パターンが3種類あります。
・「に」をつけない
・「に」を必ずつける
・「に」をつけても、つけなくてもいい
■「に」をつけない
「今日、明日、昨日、今、さっき、今週、来週、今月、来月、先月、今年、来年、去年」などです。
これらは、「今」を基準にして使うことばです。
例えば…
「明日会おうよ」
と言われて、言ったのが「10月1日」なら会うのは「10月2日」。
でも、言ったのが「11月1日」なら、会うのは「11月2日」。
話しているのが、いつなのかによって、内容が変わってしまいます。
こういう場合は、「に」が付かないのです。
■「に」を必ずつける
「3時、~日、~月、~曜日、~年」など、言ったのが「今」と関係なく、
カレンダーや時計を見て特定できる場合は、「に」をつけます。
例えば…
「10月1日に会おうよ」
「午後3時に会おうよ」
具体的に、日時が特定できていますね。
こういう場合は、「に」が付きます。
■「に」をつけても、つけなくてもいい
「今」以外の「ある時」で決まる時間、もしくは、一定の幅をもっている時間の場合は、
つけてもつけなくてもどちらでも大丈夫です。
例えば…
「誕生日の翌日(に) 来てください。」
誕生日という「今」以外の基準です。「に」は、あってもなくてもOKです。
「夏休み(に)ハワイへ行きます。」
一定の長さ(期間)があります。これも「に」は、あってもなくてもOKです。
このように、教えるからには、自分が詳しく内容を知っている必要はあります。
しかし、知っていると、全て教えたくなるから厄介です。
外国人の初級学習者に、「今」を基準に相対的に日時が変わる場合は「に」を付けません。
具体的に日時が特定できる場合は付けます。
などと、説明すると混乱して、わけわからない人が続出!
先輩の先生が
「カレンダーや時計についている(表示がある)ものには、「に」を付けて、
ついていない(表示がない)ものには付けません。」
と説明すると良いと教えてくれました。
カレンダーを見せながら
T:「月曜日はありますか?」
S:「あります」
T:「月曜日は、にをつけますか?」
S:「つけます」
って感じ!
おお~!すごい。
日々、勉強でございます…。