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言葉にできること

カウンセリングをしていて、実感すること。

それは、感情を掴む難しさです。

話しをしている人も、自分の感情をなかなか掴むことができません。

ですから、聴いている側は、なおさら感情を掴むことは難しいです。

 

しかし、なかには話しているご本人は自分の感情に気づいていないけれど

聴いている側には、しっかり伝わってくる…ということもあります。

 

女性と男性と比較すると、女性の方が自分の感情を言葉にできる人が

多いようです。

「悲しい」とか「寂しい」とか「嬉しい」とか…。

 

 


男性に「その時どんなお気持ちでしたか」と尋ねると、

よくある答が

「仕事がすすまなくて困りました」

これ。本当によくある答です。

しかし、これは感情というより状況ですね。

仕事が進まなくて、イラついた。悲しかった。

こういった感情を言葉として出せる男性は、往々にして

カウンセリングや傾聴のトレーニングをしている人が多いです。

 

そんな話を、カウンセラーの男の人としていたところ、

「確かに、自分が会社員だったときは、悲しいとか嬉しいとか

そういった気持ちを言葉にはできなかったな。

困ったって言葉は良く言ったね。

でも、立場や役割ってフィルターを通して困ったっていう

言葉を使っていた気がする」

と言うのです。

 

 


そこで

「じゃあ、その会社員だったころに、

困ったという言葉を別の言葉に置き換えてみると

悲しい?つらい?不安?せつない?どんな言葉になりますか…

なんて、質問されたら言葉にできたと思いますか?」

と訊いてみました。

 

すると…

「いや。そんな質問されたら、戸惑っただろうな。

そして、ズケズケと人の心に入ってくる人だな。

って警戒したと思う。」

という答え。。。

 

そうですね。

やはり、人はかなり気持ちが整理された状況にならないと

言葉にできないですよね。

まだ、言葉にできない、したくない状況で、

真正面から質問されると、心を閉じたくなりますよね。

 

 うん。勉強になりました。


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