一般社団法人まなび考房
高所 真理子様
佐々木さんとはどのようなきっかけで出会われましたか?
以前、私が所属していた研修会社で彼女はフリーランス講師として仕事をされていて、それ以来のお付き合いです。もう30年近い古い付き合いになっていますので、お互い言いたい放題な関係ですが、その分、信頼関係も厚いと思っています。
御社の事業内容についてお聞かせください。
ICTの利活用を中心に幅広い分野の研修を展開しています。さらに、キャリア教育支援などやシニアのキャリア形成などの人財育成に関する業務も得意としてます。大きく言えば、社会の課題解決事業と言えると思います。
御社の強みを一言で言うと?
取引先と講師陣との継続率の高さです。
取引先からは長期にわたりお仕事を依頼いただており、さらに研修を実施する講師陣は経験豊富な熟練の面々が揃っています。本当にこれが強みだと思います。
人材教育への思いや課題などをお話しください。
日本は海外の先進国に比べて教育費にかけるお金が少なすぎると思います。
今後ますます少子化は進むと思われますが、明るい展望が持てる日本の未来のために、個人の強みを活かした「人財育成」に投資すべきだと私は思っています。
勉強が嫌いなら無理して大学などに進学することに固執せず、自分の「好き」を突き詰めて欲しいです。そして、必要になったら自らリスキリングしても遅くないし、
それが一般的である社会になって欲しいと考えています。
シニアのキャリア形成に関する事業も手掛けていらっしゃいますが、何か思いがおありですか。
コロナ後、ICT後進国とレッテルを貼られてしまった日本ですが、まずは、超高齢化社会におけるデジタルデバイドを解決し、高齢者も自律できるような社会をめざすことが重要だと思います。
また、人口オーナス期では高齢者がいくつになっても健康で生きがいを持って働けるような社会のしくみ作りが大切です。さらに、現役世代もやりたいことがあれば2刀流、3刀流的なライフワークを見つけることが必要となるのではないでしょうか。
最後に、御社の今後の展開とマラニカへの期待をお聞かせください。
WBCの影響かあらためて「人間力」の大切さを感じました。
今後は雇用の流動化も進むため、どんな職種においても共通する仕事への取組み、姿勢や心がまえなど仕事力の土台となる「人間力」を基礎から実践まで若い世代に向けて育成していきたいと思っています。
そんな中で、知識はもちろんですが心のケアも教育の一部だと考え、そんな心のサポートをマラニカさんにお願いして協業できたらと考えています。